円高はいつまで続くか?

現在、ドル円相場は長期的な円高トレンドが続いておりますが、過去約40年の間には、数年規模で波のように円高と円安を何度もくり返しています。

変動相場制に移行した1973年以降8回、円高になったが、それぞれの長さ(期間)と変化率、その後の円安反転力をまとめると、最も長かったのが61ヶ月で、平均33ヶ月と言う事になります。

現在まで円高が続いているとすると、今は、2007年の7月以降59ヶ月目という事になります。

円高の時期が長かった時は、その後、円安に転換した時の変動の仕方が、大きくなる傾向にあります。

円高が最長だった1990年5月〜1995年5月までの5年間(61ヶ月)の後の円安期は、1998年の7月まで3年3ヶ月(39ヶ月)続き、73%もの大幅円安になった。

という事は、今、ドルを買っておけば、大もうけ出来るんじゃないか?もし仮に過去の平均である33%円安に反転するなら、計算上は100円を超える事になるが・・・・・・こればっかりは何とも言えない。

だが、実は今年の1月にすでに円高が終わり円安に反転したのではないかという局面がありました。

2007年から円高が始まって以来、ずっと円高トレンドが続いていましたが、52週移動平均線を上に完全に抜けました。これだけはっきりと抜いたのは今回が初めてです。

「52週移動平均線」というのは、52週間、つまり1年間の平均の値をつないだ線です。

「13週とか26週とかいろいろありますが、ドル円レートの場合、52週移動平均線というのは少し長めの相場を占ううえでは、比較的信頼度が高いと言われています。」

どうやってみるのか?

チャートの実際の相場(ギザギザの線)が52週移動平均線をいったん大きく円安方向に抜けた時は、しばらくは円安が続き、逆に大きく円高方向に抜けた時は、しばらくは円高が続くという傾向があります。

実際に今年の2月の円安の時は、このまま抜けるかと思われたが、その後の欧州危機で再び円高に戻ってしまった。
たまにチャートには、こういう「ダマシ」と呼ばれるものがあるので注意が必要です。

長期の為替動向は

■物価上昇率が高い国の通貨は下落してい
「物価上昇率が高いと、その通貨で買えるモノが減って通貨価値が下がり、いずれそれが為替レートに反映されるという考え方」

■逆に日本の様に、低インフレの国の通貨は上昇基調になる
「物価上昇率が低いと、その通貨で買えるモノが増えて通貨価値が上がり、いずれそれが為替レートに反映されるという考え方」

あくまでも参考知識としてほしいが、為替は数年規模のがあると言う事です。
長期的な円高トレンドが変わらないなら一時的な円安が起きてもまた何年か後には再び円高転換の時期が来る可能性があるという事です。

長期的な円高に終わりはないのか?

いくら国力が衰えても、日本のインフレ率が低い状況がずっと続くのなら長期的な円高傾向も続くというのが原則、そういう状況が何らかの要因で変われるかどうかがカギになってくるんではないでしょうか。