スワップとは?
「スワップポイント」とか「スワップ金利」とも言う
日本は、長い間「ゼロ金利政策」が続いたため、限りなく0%に近い低金利で推移しています。
失業率の高いユーロでさえ1%、豪ドルは4.5%、南アフリカに至っては6.0%を超えていたりします。
したがって、低金利国の通貨で高金利国の通貨を買うと金利差が生まれ、保持しているだけで金利を得る事が出来ます。
スワップのメリット、デメリット
例えば、金利0.1%の日本円で金利4.5%の豪ドルを買ったとします。
「4.5%−0.1%=4.4%」ですので豪ドルの通貨を保有中の時は、常に4.4%もの金利が得られます。
逆に豪ドルを売り、円を買った時は、4.4%の金利を払う事になります。
スワップポイントもFX業者によって設定が異なります。
例えば、米ドル/円スワップが「8円のA社」と「5円のB社」で1万通貨の取引をし、1年間保有した時のスワップ金額は
A社 スワップ8円×365日=スワップ金額2,920円
B社 スワップ5円×365日=スワップ金額1,825円
利益の差 1,095円
たった3円の差でも、1,095円の利益の差が出ました。
保有する期間に注意
また、1日だけ保有した時は、3円の差ですが、1年間保有した時は1,095円の差になるという事も言えます。
したがって、短期で売買する場合は、あまり気にしなくても良いと思いますが、長期で保有する場合は、注意が必要です。